アルバム
半空 NAKAZORA
谷村新司
- 発売日
- 2002.1.12
- 品番
- MPCD-00034
アルバム
谷村新司
曲名を押すと歌詞が開きます。
夢を喰べたら傷付く そんな時代だけれど
飼い犬にはなれない ねえそうだろう
夢の続きを見なくちゃ生まれた意味がないだろう
満月に吠えてもいい ねえそうだろう
群れない訳は 自由でいたいから
異端児のそれが誇りさ
ライトもエジソンもガリレオも
夢を喰べて生きていた
蓮の花が開いたら 墨絵の夜に絵を描く
せめて一色の夢 ねえそうだろう
シルクロードをまたいで 七つの星を喰べたら
失くした夢よみがえる ねえそうだろう
群れない者は 覚悟を抱きしめて
異端児と呼ばれ ほほえむ
ライトもエジソンもガリレオも
夢を喰べて生きていた
鐘の音に 導かれるままに
駆けてゆけ空へ
貘(バク)
群れない訳は 自由でいたいから
異端児のそれが誇りさ
ライトもエンジンもガリレオも
夢を喰べて生きていた
鐘の音に 導かれるままに
駆けてゆけ空へ
貘(バク)
溶けたアスファルトの路 陽炎ゆれる東京
風も吹かない午後の 交差点に立っていた
それは疑うことも知らないで
まっすぐに生きてた頃
父が被せてくれた麦ワラと
手には虫採り網
こんな夏至の都会に蝶が
いるわけもないのに
Yシャツの袖まくり上げて
僕は何故か走ってた
ネクタイを空に投げつけて
僕は何故か走ってた
世界のニュースにさえも 興味なさそな東京
ガラスの風鈴さえも 音を忘れる真夏日
それは疑うことも知らないで
まっすぐに生きてた頃
縁側で姉がつくる色水
遠いおしろい花
こんな夏至の都会に夢を
捨てにきたんじゃない
Yシャツの袖まくり上げて
僕は何故か走ってた
ネクタイを空に投げつけて
僕は何故か走ってた
溶けたアスファルトの路 陽炎ゆれる東京
幻を見ているよな 静かな夏至の東京
時を忘れた駅舎越しに セピアの陽が沈む
金色に染まる海峡に レトロな夜が降る
恋人達が跳ね橋から 愛を語る頃は
バーボンのグラスの向うに 星が揺れて落ちる
なぜかなつかしい はじめての街が
旅は出逢う日の為の別れのリハーサル
ハヤシライスはあの頃まで 僕を戻してゆく
パンの焼ける匂いの中で 少年になってく
いつか君を連れてきたいな 古いアルバムの
七五三の袴姿の 僕が夢見た街
汽笛が聞こえる タグボートの音も
母の呼ぶ声に聞こえた気がした この街は
ふたたびこの街に帰ってきた時には
きっとこのままのゆるやかな時間で抱きしめて
時を忘れた旅人には 心安らぐ街
少年時代のなつかしい 匂いに酔える街
時を忘れた旅人には 心安らぐ街
少年時代の僕達に 必ず逢える街
人もまばらなグランドステーション
始発のベルを待つ
人の海に泳ぎ疲れ心を殺してた
もう一度 生まれる為の時間と勇気を
もう一度 取り戻す為の旅が今始まる
少しずつ この街を離れてく
少しずつ 少年の顔へと戻ってゆく
あー旅をすることは時に死ぬことのかわりと
教えてくれた人がいた
あーその人も今はもういない
誰もとどまることなど出来はしない
朝を待てずにグランドステーション
抱きあう恋人は
柱の影で泣き疲れ時計を見上げてた
もう一度 出逢える日だけ信じていたくて
もう一度 不確かな約束 別れの口づけ
少しずつ この街を離れたら
少しずつ 悲しいけれど大人の形になる
あー旅をすることは時に死ぬことのかわりと
教えてくれた人がいた
あーその人も今はもういない
誰もとどまることなど出来はしない
あー旅をすることは時に死ぬことのかわりと
教えてくれた人がいた
あーその人も今はもういない
誰もとどまることなど出来はしない
あれは遠い日の記憶 白い夏服の影よ
焼けたフラワーロードに ひびくカーニバルの音
君の瞳に映ってた青空を僕も見ていた
あの日から僕等は恋に落ちていた
あんな悲しい結末も知らないで
君が抱きつづける痛み 僕は知りながら愛した
壁が高かったあの頃 そして若かったふたり
君の瞳の奥にある悲しみを僕も見ていた
あの日からこんなにも時は流れた
君はこの街で幸福にいるだろか
君しかみえなくて思い悩んだ日
はじめての口づけもこんな陽射しの
カーニバルの午後だった
あの日僕はここにいたそして君もここにいた
それは甘い幻 永遠の
つらつらとつづく坂道 細い影
老いた背にしまなみの遠きゆび笛
丘人がつなぎし夢の橋の数
見上げる舟人達の汗いずこ
今日出逢い 明日別れる旅人も
ここをすみかと憧れん
いま消え残る古人の歌行脚
頼山陽の胸のうち
さやさやと耳をくすぐる松藾に
ふたたびの帰省を誓う西國寺
夏服の君の姿を追いかけた
けがれ うたがい知らず過ぎた日々
今日出逢い明日別れる旅人も
淡き初恋よみがえる
いま消え残る瀬戸の夕陽は西へ行く
我を残して西へ行く
今日出逢い明日別れる旅人も
波を枕(しとね)に夢を見る
いま消え残る我が命さえふところに
一期一会の夢に酔う
はきなれたスニーカーと 洗いざらしのTシャツと
色あせたジーンズが 陽炎の中ゆれている
逃げ水にさそわれて 歩き続ける土の道
背中には蝉しぐれ 首筋にひかる汗
この旅の重さは 僕だけの秘密
一度だけ自分のこと 試してみたかった
友達や友情や親や家族や
すてきれぬ夢や恋や
将来や人生や青春のこと
真剣に考えたかった一度だけ
何ひとつとりえのない 自分自身をあきらめて
ダラダラと過ごしていた 僕は僕が嫌いだった
夏草に砂ぼこり まき上げてゆくバイク
目に入る汗の痛さ 足の裏の土の痛さ
この旅の重さは 僕だけの秘密
一度だけ自分のこと 試してみたかった
友達や友情や親や家族や
すてきれぬ夢や恋や
将来や人生や青春のこと
真剣に考えたかった一度だけ
友達や友情や親や家族や
すてきれぬ夢や恋や
将来や人生や青春のこと
真剣に考えたかった一度だけ
いつかこの駅から遠い旅に出よう
いつかそんな日が必ずやってくる
同じ制服でも僕は僕でいたい
ひとり遮断機を乗り越える時がくる
ある日通学路でみつけたポスターが
ふいに語りかけてきた君の夢は何だ?
その日の為に君は今
何かをしつづけているかい?
走り出さなきゃ風は起こせない
夢にも近づけない
僕は決めたんだ 夢に水をやる
いつか花ひらく 僕の夢に水をやる
春は桜の駅 夏は雲が流れ
コオロギの声が雪に変わり時がゆく
卒業式の朝 上がる遮断機の
影が青空に とけ込んで消えてみえた
あの日通学路でみつけたポスターも
雨にさらされ破れて 色褪せてみえた
この日の僕を見てほしい制服をこれから脱いで
走り出すんだ自分の足で
僕が今風になる
明日この駅から 僕は旅に出る
古い遮断機を春の風が越えてゆく
古い遮断機の向うに海をみつけた…。
カメリアの空に金星が落ちて
僕の海はやがて錆色に染まる
翼が欲しい君の空を飛ぶ
瞳が欲しい君を見続けるだけの
イカロスには太陽だった
そして僕には君だった
灼き尽くされてなおも消えない
命を越えて生き続けるもの
恋に狂ったその苦しみこそ
生きる歓び生きた証明
ユリウスの空を僕は知っている
星の神は人の創り物だけど
時が過ぎても変わらぬ真実
人は女神に叶わぬ思いをよせる
イカロスには太陽だった
そして僕には君だった
灼き尽くされてなおも消えない
命を越えて生き続けるもの
恋に狂ったその苦しみこそ
生きる歓び生きた証明
灼き尽くされてなおも消えない
命を越えて生き続けるもの
恋に狂ったその苦しみこそ
生きる歓び生きた証明
流星が今流れたね
立待月の夜だね
二人で見上げる月なんて
何年ぶりの事だろう
永遠の命はないと
流星が教えてくれている
輝きながら消えてゆく
それが最後のメッセージ
先に逝くもの 残されるもの
残されるものも やがて逝くもの
大いなる旅を行け
星達の声を聞け
涙は今日に置いて行け
明日の風に吹かれて行け
君を朝まで見つめてる
君を心に刻みつづける
覚悟の別れを知るように
風もその息を密めてる
先に逝くもの 残されるもの
残されるものも やがて逝くもの
大いなる旅を行け
星達の声を聞け
涙は今日に置いて行け
明日の風に吹かれて行け
先に逝くもの 残されるもの
残されるものも やがて逝くもの
生きるならひたすらに
燃え尽きるその時まで
生きてゆくなら振り返らずに
明日の風にまかれて行け
唇から流れ落ちた一筋の赤が
自分に宛てたリベンジのブルースを歌ってる
背中を灼く赤いホルス 銀のたてがみに
挫折の中で誓ってた あの頃だけは忘れない
守るものも失うものもあるけど
挑む勇気だけをもう一度確かめたい
魂も背骨も拳も震え出す程に
君に 伝えたいクリムゾン
願いよりも祈りよりも確かなものは
傷口を裂き溢れる痛みの向うの赤
生きることは死なないことそれだけじゃないだろう
生きることは 生き抜くこと 命の涯てを見ること
守るものも失うものもあるけど
挑む勇気だけをもう一度確かめたい
魂も背骨も拳も震え出す程に
君に 伝えたいクリムゾン
守るものも失うものもあるけど
挑む勇気だけをもう一度確かめたい
魂も背骨も拳も震え出す程に
君に 伝えたいクリムゾン
涙があふれて おまえは俺を見る
涙のその意味は 俺が知っている
わずかなプライドにしがみついて生きてきた
でもそれを捨てたら楽になるけど
棘のないバラは二度と野生に戻れない
I LOVE YOU
その髪もその指もその胸の中の熱い心
I LOVE YOU
でも嘘はつけないおまえだけは
言葉のナイフが 心をひきさいて
おまえの悲しみに とどめを刺していた
わずかなプライドが俺を支えつづけてきた
いまそれを捨てたら楽になるけど
棘のないバラは二度と野生に戻れない
I LOVE YOU
その髪もその指もその胸の中の熱い心
I LOVE YOU
でもこれが最後の口づけだ
I LOVE YOU
その髪もその指もその胸の中の熱い心
I LOVE YOU
でもこれが最後の口づけだ
RAIN RAIN RAIN
雨に濡れながら一人で歩いている
RAIN RAIN RAIN
この街では誰でもが異邦人
RAIN RAIN RAIN
車のヘッドライトが舗道にはねる
RAIN RAIN RAIN
この街では誰でもが異邦人
金で買える愛もある
命賭けても買えない愛もある
夜の霧にまぎれたら
嘘のマスクも脱げるWoo Woo Woo
RAIN RAIN RAIN
雨に濡れながら一人で歩いている
RAIN RAIN RAIN
この街では誰でもが異邦人
RAIN RAIN RAIN
車のテールランプのような人生
RAIN RAIN RAIN
この街では誰でもが異邦人
過去を闇に塗り込めて
別の人生生きてく手もある
裂けた傷口につける
愛の薬も買えるWoo Woo Woo
不思議な安らぎは赤い灯のチャイナタウン
何かを求めながらすれ違う人達
RAIN RAIN RAIN
雨に濡れながら一人で歩いている
RAIN RAIN RAIN
この街では誰でもが異邦人
RAIN RAIN RAIN
パトカーのサイレンが響きつづけてる
RAIN RAIN RAIN
この街では誰でもが異邦人
急ぎすぎていた 忘れかけていた
立ち止まることと 空を見上げること
天秤量りの夢の数よりも
思い出の数がいつか増えていた
夜明けに光る星の名前は
夕空に光る星と同じさ
高速道路から降りて見た水たまり
地上にも空があることに気付くだろう
別れも出逢いもすべては輝く
地上に溢れる光につつまれ
正午の空にも 星は輝いて
地上を見つめる 気付かないのは誰?
かなしみの時に 見上げるのは空
よろこびの時は 忘れるのが空
影は光に 光は影に
1つの星にも 2つの真実
高速道路から降りて見た水たまり
自分のうしろに無限の空広がる
かなしみの時に見上げればいいさ
笑顔の時には忘れていればいい
出逢いも別れも振り返る時は
美しい星に姿を変えてる
いつか また どこかで
きっと君に逢える
いつかまた逢うまで
君は君のままで
世界の片隅から君を見てる
僕を忘れないで
MY HEART BELONGS TO YOU
生きてさえいれば再び出逢える
めぐり逢える
MY HEART BELONGS TO YOU
めぐり逢う為に僕らは生まれた
忘れないで
遠く離れてても
きっと君に逢える
僕は生き続ける
君に逢う日の為
地上に星降る夜 光になり
君を見つめている
MY HEART BELONGS TO YOU
生きてさえいれば君に逢いに来る
夜を越えて
MY HEART BELONGS TO YOU
めぐり逢う為に僕らは生まれた
忘れないで
爪を噛むのは駄目 笑顔だって忘れちゃ駄目
君の口ぐせさえ 今は少しだけなつかしい
愛に縛られてた頃 何故か安らいでた
空は晴れて悲しいほどに青く澄んでいる
君が去った後には自由だけが取り残されてた
「自由」それは悲しみ
ひとりぼっちと同じ意味だね
煙草吸うのは駄目 電話だって忘れちゃ駄目
君の怒る顔も 今は少しだけなつかしい
愛に縛られてた頃 何故か安らいでた
くわえた煙草のけむり 空に消えるだけ
君はもういないと自由だけが教えてくれてる
「自由」それは悲しみ
ひとりぼっちと同じ意味だね
「自由」それは悲しみ
ひとりぼっちと同じ意味だね
あなたに恋をしてた あの日に戻れるなら
もう一度やり直してみたい
素直になれなかった 優しくなれなかった
もう一度戻りたいよ あの日
あなたしか見えなくて
あなただけ見つめていた頃の私
冷たい雨 濡れて歩きながら
あなたの痛みをじっと感じているわ
熱い心 見失ったままなら
出てゆくつもりよ あなたの人生から…
あなたがいつもくれた 言葉をかみしめてる
もう一度叱られたいけれど
気付くのが遅かった 甘えてばかりいた
もう一度戻りたいよ あの日
あなたしか見えなくて
あなただけ見つめていた頃の私
寂しい夜 ひざをかかえながら
あなたの笑顔を思い返してみるわ
熱い心 取り戻せなかったら
出てゆくつもりよ あなたの人生から…
冷たい雨 濡れて歩きながら
あなたの痛みをじっと感じているわ
熱い心 見失ったままなら
出てゆくつもりよ あなたの人生から…
歌に抱かれながら眠りについた人がいて
歌を忘れる程誰かを愛した人もいた
歌に背中押され歩き続ける人がいて
歌も聞けない程孤独と向き合う人もいる
人生は時に残酷で
憎しみさえも振りまいて
人生は突然の別れさえも
君に与えるけれど
いいかそれこそが君の歌
人生は魂のゆりかご
愛を語りすぎてさびしさつのる人がいて
愛に気付かぬまま愛をさがしている人もいる
人生は時に残酷で
憎しみさえも振りまいて
人生は突然の別れさえも
君に与えるけれど
いいかそれこそが君の歌
人生は魂のゆりかご
人生は時に残酷で
憎しみさえも振りまいて
人生は突然の別れさえも
君に与えるけれど
いいかそれこそが君の歌
人生は魂のゆりかご
悲しみあればこそささやかな
喜びにさえも涙流れる
Afterglow 甘い夢を見てた 目覚めさえ忘れて
露をひからせ芽吹く緑 生まれくる歓びに香る朝
すべて燃え立つ 夏の陽射しに
両手拡げて生きてた頃
Afterglow まばたきだね長い
束の間の永遠に君といた
Afterglow 甘い夢を見てた 目覚めさえ忘れて
やがて迎える秋の予感 君と立つ夕暮れの
その中に
共に暮らした人の横顔
秋を待てずに先に逝く人
Afterglow まばたきだね長い
束の間の永遠に君といた
Afterglow まばたきだね長い
消え残る夢ひとつ 影ふたつ
Goodnight 君に
Goodnight 君に
旅の重さだけに君だけは負けないで
朝を待ち続ける野に咲く花に負けないで
うつむかないで目を伏せないで
空を見上げていて 暗い夜空に星を数えて
みんな歩いてきた
明日巡り会う人のやさしさに
触れる喜びを胸に抱きしめて
旅を想う時 人はもう旅人
名前もない駅に始発を待つ旅人
旅の重さだけに君だけは負けないで
朝を待ち続ける野に咲く花に負けないで
失くした夢のかけらを集め
両手であたためて まだ人生の半空にいる
いつも半空にいる
明日巡り会う人のやさしさに
触れる喜びを胸に抱きしめて
旅は語らずに それを教えてる
荒野に咲く花もまた命の旅人
後ろ振り返る時はやがて来る
せめてその日まで明日を見つめていて
旅に倒れても 人はまだ旅人
心は半空をさすらう ああ旅人