CD Albums Shinji Tanimura with PIANO MY NOTE
IOCD-20337
- 心の駅
旅立つ朝 駅のすみで
涙こらえて 見送る人
尽きぬ想い にじむ景色
今も忘れない人は皆泣きながら
この世に生まれたから
笑顔で帰るために
遠く旅をする春になれば逢いにゆくよ
ふるえる胸で
あー君に逢いにゆくよ
きっと逢いにゆくよ星を数え 目覚めた夜
風の街から 聞こえた声
父の背中 母の胸は
今も忘れない人は皆泣きながら
この世に生まれたから
笑顔で帰るために
遠く旅をする春になれば逢いにゆくよ
ふるえる胸で
あー君に逢いにゆくよ
きっと逢いにゆくよ春になれば逢いにゆくよ
ふるえる胸で
あー君に逢いにゆくよ
きっと逢いにゆくよあー君に逢いにゆくよ
きっと逢いにゆくよ
- 風の暦
風に寄り添い 母が暮らした街は
影もやさしく 背中押してくれます
光に抱かれ この道を抜ければ
きっとあの日の 自分に出逢えるはずああ あの日抱かれて見た
あの海の色は
こんなにも胸にしみる
深い青なんですね・・・
指きりをしたくて誰かをさがしてた
遠い夢のつづき すべては風の中
遠い夢のつづき すべては風の中夕陽の赤と星達の歌声
遠いざわめき 縁日の色どり
後姿に ときめいた初恋
秘めた約束 淡い心のいたみああ いつも見つめていた
あの空の色は
こんなにも胸にしみる
深い青なんですね
指きりをしたまま あなたと歩き出す
遠い夢のつづき 答えは風の中
遠い夢のつづき 答えは風の中ああ いつか空と海が
交わるところへ
流れゆく雲を追いかけ
遠く遥か遠くへ・・・
指きりは二人の暦をめくる風
いつか辿り着ける 心の故郷へ
いつか辿り着ける 心の故郷へ
- いい日旅立ち
雪解け間近の北の空に向かい
過ぎ去りし日々の夢を 叫ぶ時
帰らぬ人達 熱い胸をよぎる
せめて今日から一人きり 旅に出るああ 日本のどこかに
私を待ってる人がいる
いい日旅立ち 夕焼けをさがしに
母の背中で聞いた歌を 道連れに岬のはずれに 少年は魚つり
青い芒の小径を 帰るのか
私は今から 想い出を創るため
砂に枯木で書くつもり “さよなら”とああ 日本のどこかに
私を待ってる人がいる
いい日旅立ち 羊雲をさがしに
父が教えてくれた歌を 道連れにああ 日本のどこかに
私を待ってる人がいる
いい日旅立ち 幸福をさがしに
子供の頃に歌った歌を 道連れに
- 三都物語
胸さわぎの 旅はいま始まって
時の流れのままに こころを遊ばせこの私は 誰を訪ねるあてもなく
まるで詩人のように 景色に染ってああ なんて 街それぞれ美しいの
ああ なんて 人それぞれ生きているの昨日 今日 明日 変わり行く私
紅くいろづくときめきを 誰に告げましょう風そよげば ひとり胸抱きしめて
愛の不思議を思う 吐息をもらしてこの泪は きっと感じるよろこびね
揺れる瞳に映る 季節に恋してああ なんて 街それぞれ美しいの
ああ なんて 人それぞれ生きているの朝に舞う夢 黄昏に出会い
ほんの一時のためらいを 誰に言いましょう昨日 今日 明日 変わり行く私
紅くいろづくときめきを 誰に告げましょう
- 陽はまた昇る
夢を削りながら 年老いてゆくことに
気が付いた時 はじめて気付く空の青さにあの人に教えられた 無言のやさしさに
今さらながら涙こぼれて 酔いつぶれたそんな夜陽はまた昇る どんな人の心にも
あゝ 生きてるとは 燃えながら暮すこと冬晴れの空 流れる煙 風は北風
鉢植えの紫蘭の花 朝の雨にうたれ
息絶えだえに ただひたすらに遠い窓の外もしかして言わなければ 別離ずにすむものを
それでも明日の貴方の為に あえて言おう “さよなら”と陽はまた昇る どんな人の心にも
あゝ 生きてるとは 燃えながら暮すこと春はまだ遠く 哀しむ人よ 貴方を愛す
陽はまた昇る どんな人の心にも
あゝ 生きてるとは 燃えながら暮すこと春はまだ遠く 哀しむ人よ 貴方を愛す
春はまだ遠く 哀しむ人よ 貴方を愛す
- 群青
空を染めてゆく この雪が静かに
海に積りて 波を凍らせる
空を染めてゆく この雪が静かに
海を眠らせ 貴方を眠らせる
手折れば散る 薄紫の
野辺に咲きたる 一輪の
花に似て儚きは人の命か
せめて海に散れ 想いが届かば
せめて海に咲け 心の冬薔薇老いた足どりで 想いを巡らせ
海に向いて 一人立たずめば
我より先に逝く 不幸は許せど
残りて哀しみを 抱く身のつらさよ
君を背おい 歩いた日の
ぬくもり背中に 消えかけて
泣けと如く群青の海に降る雪
砂に腹這いて 海の声を聞く
待っていておくれ もうすぐ還るよ空を染めてゆく この雪が静かに
海に積りて 波を凍らせる
空を染めてゆく この雪が静かに
海を眠らせて 貴方を眠らせる
- マイ・ボーイ
My Boy いつの日か この手を離れて
大空に逃げてゆく時は 黙っておゆき
My Boy さよならの言葉はいらない
心のおもむくままに 駆けてゆけばいいおまえがこの世に生まれた あの日の空は
いつまでも 瞳の中にやきついて 消えないからMy Boy ふしくれたこの手で 今おまえの
そのほほに 触れておこう
おまえが気付かぬうちにMy Boy この胸の熱い高なりを
おまえに伝える法はないけれど 感じておくれ
My Boy この胸を力の限りに
その足で蹴って飛び上がれ あの日のあの空へ私はおまえのためだけに 生きてはいない
自分のために生きてそして 愛する人のためにMy Boy 傷つくことを恐れちゃいけない
つらくなった時は この空の青さを信じればいい私がこの世に生れた その日の空を
私の父もきっと忘れず 生きていたにちがいないMy Boy いつの日か この手を離れて
大空に逃げてゆく時は 黙っておゆき私がそうしたように 逃げておゆき
- 22 歳
白いシーツをまきつけ
背中でサヨナラの
哀しい別離を感じてた
窓の外は光る海やさしさとか愛だとか
綺麗な言葉など
信じれる程 若くはない
それは知っていたけれど22歳になれば少しづつ
臆病者になるわ
何故かわかる? 貴方
私の髪の煙草の匂い
消えるまでの思い出ね
私の髪の煙草の匂い
消えるまでの思い出ねやさしくもない貴方に
振りまわされた日々
遊びのふりを続けるには
夏は少し長すぎた激しい愛の言葉で
つづられた歌など
しばらくは もう聞きたくない
強がるには疲れすぎた22歳になれば少しづつ
臆病者になるわ
何故かわかる? 貴方
愛の映画に照れて笑った
貴方が寂しかったわ
愛の映画に照れて笑った
貴方が寂しかったわ22歳になれば少しづつ
臆病者になるわ
何故かわかる? 貴方
あー 夏がゆく傷を残して
風はもう秋の気配
あー 夏がゆく傷を残して
風はもう秋の気配
- 遠くで汽笛を聞きながら
悩みつづけた日々が
まるで嘘のように
忘れられる時が
来るまで心を閉じたまま
暮らしてゆこう
遠くで汽笛を聞きながら
何もいいことがなかったこの街で俺を見捨てた女を
恨んで生きるより
幼い心に秘めた
むなしい涙の捨て場所を
さがしてみたい
遠くで汽笛を聞きながら
何もいいことがなかったこの街でせめて一夜の夢と
泣いて泣き明かして
自分の言葉に嘘は
つくまい人を裏切るまい
生きてゆきたい
遠くで汽笛を聞きながら
何もいいことがなかったこの街で
- さらば青春の時
振り向かないで 歩いてゆける
そんな力を与えて欲しいやすらぎの時が 青春ならば
今こそ笑って 別れを言おう遥かな夢を捨てきれないままに
熱い血潮は逆まく胸に振り向かないで 歩いてゆける
そんな力を与えて欲しいこの世に生まれた 唯それだけに
甘えて暮らして 生きてはゆけない遥かな夢を捨てきれないままに
熱い血潮は胸を焦がして振り向かないで 歩いてゆける
そんな力を与えて欲しい遥かな夢を捨てきれないままに
熱い血潮は胸を焦がして振り向かないで 歩いてゆける
そんな力を与えて欲しい
- 昴
目を閉じて 何も見えず 哀しくて目を開ければ
荒野に向かう道より 他に見えるものはなしああ 砕け散る宿命の星たちよ
せめて密やかに この身を照せよ我は行く 蒼白き頬のままで
我は行く さらば昴よ呼吸をすれば胸の中 凩は吠き続ける
されど我が胸は熱く 夢を追い続けるなりああ さんざめく 名も無き星たちよ
せめて鮮やかに その身を終われよ我も行く 心の命ずるままに
我も行く さらば昴よああ いつの日か誰かがこの道を
ああ いつの日か誰かがこの道を我は行く 蒼白き頬のままで
我は行く さらば昴よ
我は行く さらば昴よ
- サライ
遠い夢 すてきれずに 故郷をすてた
穏やかな 春の陽射しが ゆれる 小さな駅舎
別離より 悲しみより 憧憬はつよく
淋しさと 背中あわせの ひとりきりの旅立ち動き始めた 汽車の窓辺を
流れてゆく 景色だけを じっと見ていた
サクラ吹雪の サライの空は
哀しい程 青く澄んで 胸が震えた恋をして 恋に破れ 眠れずに過ごす
アパートの 窓ガラス越し 見てた 夜空の星
この街で 夢追うなら もう少し強く
ならなけりゃ 時の流れに 負けてしまいそうで
動き始めた 朝の街角
人の群れに 埋もれながら 空を見上げた
サクラ吹雪の サライの空へ
流れてゆく 白い雲に 胸が震えた離れれば 離れる程 なおさらにつのる
この想い 忘れられずに ひらく 古いアルバム
若い日の 父と母に 包まれて過ぎた
やわらかな 日々の暮らしを なぞりながら生きるまぶたとじれば 浮かぶ景色が
迷いながら いつか帰る 愛の故郷
サクラ吹雪の サライの空へ
いつか帰る その時まで 夢はすてないまぶたとじれば 浮かぶ景色が
迷いながら いつか帰る 愛の故郷
サクラ吹雪の サライの空へ
いつか帰る いつか帰る きっと帰るから
- 忘れないで
愛されていた日の おだやかな時間
やさしい光に つつまれながら
母に抱かれた やすらぎの午後
父と歩いた 夕暮れの道
かけがえのない日を 忘れないでゆびきりの口笛 兄弟で帰る
ちいさな背中に 蜻蛉は群れて
夕食の仕度に ともる灯りに
ただわけもなく 走った頃の
かけがえのない日を 忘れないで今はすべてが おもいでの中
時は流れて 人は逝くけど
かけがえのない日を忘れないで
忘れないで 忘れないで
- 風の子守歌
涙の向こうには 待っているものがある
それは母の胸か 父の背中なのか
人はみな ひとりでは 生きてゆけないものだから
ぬくもりを求めて 風の中 旅する忘れられない ふるさとの風と光
忘れられない 思いだけを胸にいのちあれば めぐり逢えると君に
いのちあれば ほほえむ日が来ると
君に伝えたい同じ空の下で 同じ風に吹かれて
涙流しつくすまで 君のそばにいるよ
夜明け前の闇には 大切な意味がある
心の旅支度 息を吐ききる時忘れられない ふるさとの風と光
忘れられない 思いだけを胸にいのちあれば めぐり逢えると君に
いのちあれば ほほえむ日が来ると
君に伝えたいいのちあれば めぐり逢えると君に
いのちあれば ほほえむ日が来ると
君に伝えたい風に託した歌は 君への子守歌