
CD Albums ALICEⅩ
H33C-20040
- さよならD.J.
真夜中のD.J. 耳を傾けていた
あの頃それだけが 楽しみだった
ラジオから流れた 新しい生き方に
素直にうなずいて 夢を重ねた
朝焼けがやがて街を ぼんやりと浮かび上がらせ
たいくつな毎日に 僕をいざなう
さよならD.J. さよならD.J.
苦めのコーヒー ひと口飲んだら
人混みの中の 一人になるよ朝のラッシュアワーを 肩をぶつけながらゆく
多勢のその中の 僕は一人さ
ラジオから遠ざかり 日々の暮らしに追われ
時々思い出す あの日の夢
会社への道の途中 喫茶店で聞いた歌
あの頃のラジオから 流れた歌
さよならD.J. さよならD.J.
あの時憧れた 新しい生き方
僕はやっぱり 出来ないみたいださよならD.J. さよならD.J.
学生時代の 友達もいつか
散り散りのままに 時は流れたさよならD.J. さよならD.J.
古いラジオから 流れるニュースは
新しいけれど 何も変わらない
- BURAI
無頼なれ君よ 心震わす日の為に
無頼なれ君よ 君が君でいる為に最後の煙草には 俺に火をつけさせてくれ
思い出の街を出る 君への花むけに
親友と呼ばれて 過ごした学生時代
二人で駈け抜けた 反抗の遠い夏振り向かず歩き始めた 君の背中に
コートの内側で そっと十字をきった時
街は静かに 街は静かに泣いていた無頼なれ君よ 心震わす日の為に
無頼なれ君よ 君が君でいる為にそれぞれの胸に 流れていく淋しさと
過ごしてきた日々への 誇りをしまい込んで
君が別れにくれた 古ぼけたこのライターで
青春の地図を燃やして 星屑の街に投げた振り向かず歩き始めた 君の背中に
コートの内側で そっと十字をきった時
街は静かに 街は静かに泣いていた無頼なれ君よ 心震わす日の為に
無頼なれ君よ 君が君でいる為に
無頼なれ君よ 心震わす日の為に
無頼なれ君よ 君が君でいる為に
無頼なれ君よ 心震わす日の為に
無頼なれ君よ 君が君でいる為に
- アガサ
あー 落日のパリから 熱い砂のカイロまで
哀しみの迷路をさまよう 愛と別れのレースが始まる
あー 自由になる為に 流す涙の数だけ
淋しさが増えてゆくことさえ 知りながらアクセルを踏む短い髪は 古い映画の
自由に生きた 女達の
誇りにみちた 別離の言葉
君の背中に 陽は沈まないあー 僕は忘れない かつて君を愛したこと
振り向かず消えてゆく車の 遠いライトにグラスを捧げた
あー 出会いはロマンス そして別れは憎しみ
生きてきた過去を脱ぎすてたまま 日に灼けた素肌にまとった麻のスーツは 古い映画の
自由に生きた 女達の
誇りにみちた 愛の制服
君の背中に 陽は沈まないあー 君は人生を 僕にゆだねることなく
生きてゆく 僕は忘れはしない “アガサ”という君の名前を…
- 平凡
バカンス帰りの人で混みあう 空港のロビーの片隅で
最後の手紙書き終えてから “宛名”書かずに破りすてたあなたにいつも言われていた 私には平凡が良く似合う
けれど教えて下さい 揺れる心のその理由を不幸じゃなければ幸福ですか
何事もなく過ぎてゆく
一日が明けて暮れてゆく
幸福とは平凡なことですかあの時二人で話した夢は 今でも変わりはないけれど
たんたんと暮らす毎日の 中で夢さえ色褪せそうであなたの影をみつめて生きてきた 憶病なこんな私でも
あなたに別れを告げれば 何かが変わるのでしょうか不幸じゃなければ幸福ですか
何事もなく過ぎてゆく
一日が明けて暮れてゆく
幸福とは平凡なことですか不幸じゃなければ幸福ですか
何事もなく過ぎてゆく
一日が明けて暮れてゆく
幸福とは平凡なことですか
- テーブルという名の海
あなたは遅れてくる 私は一人で待つ
おきまりのあなたの言い訳 疲れた笑顔の私
何度も甘い言葉 あなたはくり返した
嘘をつくあなたの唇 私は好きだったけれど向かいあう二人の前に テーブルという名の海
あなたは気付いてない 私 悲しみの
涙の海に溺れそうなの傷ついた私の ガラスの愛の舟は
もう戻れない 燃えていた あの頃の岸辺には思い出ひとつだけは 両手で包めるけど
多すぎる思い出は傷よ あなたもいつかは気がつく
あなたに抱かれるだけ 心に痣が増える
見せかけのあなたの笑顔も 私は好きだったけれど向かいあう二人の前に テーブルという名の海
あなたが思う程に 私 バカじゃない
3度目はもう振り向かないわ目の前のあなたが 遠ざかる少しずつ
もう戻れない 燃えていた あの頃の岸辺には向かいあう二人の前に テーブルという名の海
あなたが思う程に 私 バカじゃない
3度目はもう振り向かないわ目の前のあなたが 遠ざかる少しずつ
もう戻れない 燃えていた あの頃の岸辺には
もう戻らない 燃えていた あの頃の岸辺には
- 4月の魚
束ねた髪をほどいたら 君は変わった
銀の鱗に光る 春の陽射し
Woo- TEMPTATION
4月になれば君の 愛をつかめる雪が消えたヨットハーバー 風を挟んで
抱き合ったまま二人 迎えた夜明け
Woo- GRADUATION
4月になれば木々は 愛の芽をふく愛は時間を 捧げてつかむもの
ハーレ・クイーンの 愛の物語が
始まるような 予感の中で 今……
冬を脱ぎすてた TWO FISH IN APRIL青い鱗は悲しみの 粒をはじいて
朝陽の中でパールの 光をあびる
Woo- VIBRATION
4月になれば君は 愛にめざめる愛は時間を 捧げてつかむもの
ハーレ・クイーンの 愛の物語が
始まるような 予感の中で 今……
冬を脱ぎすてた TWO FISH IN APRIL愛は時間を 捧げてつかむもの
ハーレ・クイーンの 愛の物語が
始まるような 予感の中で 今……
冬を脱ぎすてた TWO FISH IN APRIL
- 穏やかな月
アンダー・ザ・ムーン 見つめあったまま
言葉も忘れて 佇む二人
アンダー・ザ・ムーン 都会の砂漠を
旅した二人は 異教徒だけど恋が熟して 愛に変わる時
見上げる空は 星座の海になる
抱きあう二人の 舟はいつか
金色の波間を 漂い始めるアンダー・ザ・ムーン 恋は太陽に
そして愛は穏やかな 月ににているアンダー・ザ・ムーン 車の海にも
のまれることなく 佇む二人
アンダー・ザ・ムーン オアシスを求め
たどり着いたのは お互いの胸恋が熟して 愛に変わる時
見上げる空は 星座の海になる
重ねた時の 重さはきっと
若者や子供に わかりはしないアンダー・ザ・ムーン 恋は太陽に
そして愛は穏やかな 月ににている
アンダー・ザ・ムーン……
- 心の場所
過去形で書かれていた 君からの絵ハガキの
スタンプも消える頃に 僕はこの街に来た君が歩いたこの道や 君が愛したこの店に
そっと思い出重ねながら あと3日この街にいるア・プレイス・イン・ザ・ハート 洗いざらしの
君の昨日が知りたくて
ア・プレイス・イン・ザ・ハート 心の場所は
君が暮らしたこの街最初の1日目は 裸足で道を歩き
あの頃の君のぬくもり そっとなつかしんでみる2日目は君がよく 通ったこの店の
珈琲を飲みながら 君の匂いを思い出す3日目の夜明けには すべてを忘れよう
君の小さな裏切りや 断ち切れないにくしみをかけがえのない日々を 共に生きたあの時の
美しく輝いていた 君のあの頃にありがとうア・プレイス・イン・ザ・ハート 洗いざらしの
君の昨日が知りたくて
ア・プレイス・イン・ザ・ハート 心の場所は
君が暮らしたこの街ア・プレイス・イン・ザ・ハート 洗いざらしの
君の昨日が知りたくて
ア・プレイス・イン・ザ・ハート 心の場所は
君が暮らしたこの街
- 19の時
抱きしめ合う度に 感じてた19の時
マンションの屋上で 東京の灯りを見てた
ギターをかき鳴らす 若すぎた僕の歌に
ほほえんでうなずいた 君は大人になっていた灼けた体で ぶつかりあっていた
デニムの恋は 夏の日の彼方へ
一千万の夢にのまれ 二人ぼっちの東京で
お互いの胸の中だけが やすらぎだったね古着のジャンパーを 君の背にかけた時に
気付いてた このままじゃ 君を愛せないと
二人で暮らしてた あの部屋を離れる朝
五線紙に散りばめた 僕の愛は泣いていた好きと言うなら 誰にも負けないが
あれを愛とは 言えなかったあの日
19の時が美しいとは 誰にも言わせない だけど
深い傷程 鮮やかな思い出に変わる一千万の夢にのまれ 二人ぼっちの東京で
お互いの胸の中だけが やすらぎだったね
一千万の夢にのまれ 二人ぼっちの東京で
お互いの胸の中だけが やすらぎだったね
- セントエルモスの火
みつめてたスクリーン 雨の日の映画館
何度もうなずいて見た セントエルモス ファイアー
傷つけて傷ついて 確かめるそれしかない
まるで俺達みたい おかしすぎて涙が出るバラバラさ人生は いくら寄り添ってみても
震える心までは 抱きしめられはしない
だから一人で だから一人で 生きるしか出来なくて
無器用だけど それしか出来なくて……禁煙の客席に よどんだ煙草のせい
流れた涙の理由は セントエルモス ファイアー
散り散りの仲間でも 元気でいてくれれば
冷えた缶のビールを そっとまぶたに押しあてたバラバラさ人生は いくら寄り添ってみても
震える心までは 抱きしめられはしない
だから一人で だから一人で 生きるしか出来なくて
不器用だけど それしか出来なくて……バラバラさ人生は いくら寄り添ってみても
震える心までは 抱きしめられはしない
だから一人で だから一人で 生きるしか出来なくて
不器用だけど それしか出来なくて……