CD Albums 抱擁‐SATIN ROSE‐
PSCR-5141
- サテンの薔薇
熱い接吻の中で今 奇跡を起こせるものならば
貴方に抱かれたまま 愛の嵐の中で
命果てても悔やまない遠い冬の旅の途中で
めぐり逢えたはじめての人
夢を教えた 貴方の胸の中で
赤より赫く炎のように
燃えて燃えて 生まれ変わってゆくの熱い接吻の中で今 奇跡を起こせるものならば
貴方に抱かれたまま 愛の嵐の中で
命果てても悔やまない暗く寒い街の片隅 一人ひざをかかえたままの
私を摘んで 貴方は変えてゆくの
薔薇より紅いサテンの薔薇に
燃えて 燃えて 生まれ変わってゆくの体の中で うずまく愛がすべて
薔薇より紅いサテンの薔薇に
燃えて 燃えて 生まれ変わってゆくの熱い接吻の中で今 奇跡を起こせるものならば
貴方に抱かれたまま 愛の嵐の中で
命果てても悔やまない
命果てても悔やまない
- ありふれた黄昏の街にて
貴方の誕生日は いつでも
二人でお洒落をして 出かけたわ
ネクタイが少し苦しそう でも
貴方はいつもより 大人に見えたわ人混みの街で 夕闇にまぎれ
からめた指の 先からそっと
愛が静かに すべり落ちたわ
私の心にこのままいつまで 続くのかしら
二人の夢のような 毎日が
そのうち二人が 大人になれば
離れてしまうかも しれないけれど人混みの街を 貴方に抱かれて
歩いてるこんな 私を見ていて
今が幸福 それより他に
何も欲しくない友達同士や 恋人同士が
おりなす悲しい 別れのドラマが
いつか二人を 包む時まで
この手は離さない
- 卒業
都会で流行りの 手編みのセーターを
編んではほどき 乱れる心
渡した時の 貴方のとまどいを
感じながらも 思い焦がして一度きりでも 抱かれてみたいと
思い続けて 日々は流れゆく春 花吹雪の舞う中で 貴方を見ていた
夏 汗に光る貴方の姿を 遠くから見つめてた届かぬ思い 制服の胸に
校舎の陰で 誰かを待てば
夕陽が教える 貴方の影に
言葉も出せず 涙あふれたせめてもう少し 綺麗になりたい
自分の為に 綺麗になりたい秋 後夜祭のあかりに 貴方がゆれていた
冬 木枯らし吹く中で 貴方の部屋のあかりを見ていた春 花吹雪の中を 貴方が消えてゆくわ
青春がいつも 美しいものだと誰にも言わせない
- 22歳
白いシーツをまきつけ 背中でサヨナラの
悲しい別離を感じてた 窓の外は光る海
やさしさとか愛だとか 綺麗な言葉など
信じれる程 若くはない
それは知っていたけれど22歳になれば少しづつ 臆病者になるわ
何故か分かる?貴方
私の髪の煙草の匂い 消えるまでの思い出ね
私の髪の煙草の匂い 消えるまでの思い出ねやさしくもない貴方に 振りまわされた日々
遊びのふりを続けるには 夏は少し長すぎた
激しい愛の言葉で つづられた歌など
しばらくはもう聞きたくない
強がるには疲れ過ぎた22歳になれば少しづつ 臆病者になるわ
何故か分かる?貴方
愛の映画に照れて笑った 貴方が寂しかったわ
愛の映画に照れて笑った 貴方が寂しかったわ22歳になれば少しづつ 臆病者になるわ
何故か分かる?貴方あー夏がゆく傷を残して 風はもう秋の気配
あー夏がゆく傷を残して 風はもう秋の気配
- モーニング・コール
会社までの道すがら おきまりの街の角
貴方へのモーニング・コール
ダイヤルにはずむ 白いこの指先に
感じてた 年上の私だけれど
いつからかこれが私の
生きがいになってしまっていたの会社帰りの賑わいの街
地下鉄に続くネオンの道を
笑顔のままで家路を急ぐ
人混みの中も苦にはならない
不思議ね・・・学生だとバカにしてた 出逢った頃の私
貴方へのモーニング・コール
最初は ほんの冗談だったのに
いつからか 出かける時のときめきに
気付いてしまった時から
口紅の色を薄くしたのにあれは雨の日いつものように
はずむ指先で廻したダイヤル
電話の向こうではしゃぐ女の声
つくろう貴方の声が遠くで
聞こえた・・・会社までの道すがら おきまりの街の角
私だけのモーニング・コール
誰も出ない自分の部屋の片隅で
鳴り響く 電話のベルを自分の
年の数まで数えたら 明るく街に出てゆくわ
- 冬の扉
“送ってくれてありがとう 今夜は ここでいいわ
早く帰ってあげてね 待つ人がいるのよ
あなたには あなたには”不意に抱きしめられた 息も出来ない程に強く
ちぎれたボタンが落ちてく 私の部屋の扉の前お願いもうやさしくしないで 別れは肌で感じてた
最後の夜は出逢ったあの日と 同じようにすごすはずでしょう
ねえあなた……首筋に熱くかかる貴方の吐息も 今夜が最後ね
これが貴方のさよならね 気付いているのよ私不意に抱きしめられた 息も出来ない程に強く
ちぎれたボタンが落ちてく 私の部屋の扉の前歪んでいても狂って見えても 心に嘘はつけない
あなたの好きなミツコの香りも 明日からは
二度とつけない
もうつけない……首筋に熱くかかる貴方の吐息も 今夜が最後ね
これが貴方のさよならね 静かにうなずく私冬の扉の前でおびえる貴方の 背中を見ていた
私は扉を開けた 25歳の最後の夜に
- 忘れていいの-愛の幕切れ-
忘れていいのよ 私のことなど
一人で生きるすべなら知っている 悲しいけれどこの年なら
もういいわ もういいわ おこりはしないわ
不思議ね 別れの予感を 感じてた
心の中で 少しずつ信じてる振りをしていただけ それに気付かない
貴方は若すぎたのよ笑って見送る 私は平気よ
貴方を乗せたこのバスが
見えなくなるまでは笑っている
見つめていないで 背を向けていいのよ
上着の襟が立ってるわ 自分でちゃんと直すのよ 今日からは遠ざかる 愛が消えてゆく
涙あふれても 逃げない
バスが行くまで手を振る貴方に 心は乱れる
どうかあなた どうかあなた
行かないで 行かないで忘れていいのよ 私のことなど
一人で生きるすべなら知っている 悲しいけれどこの年なら
慣れてるの 本当よ 別れの言葉に
映画のような愛なんて 欲しいとは思ってなんかいないのに遠ざかる 愛が消えてゆく
涙あふれても 逃げない
バスが行くまで
涙あふれても 逃げない バスが行くまで
- ガラスの花
マンションの窓灯りが また一つ消えてゆく
幸福に暮らしている 貴方を見つけただけね
まちがいだと 気付いてたわ
それは わかりすぎる程
時に愛は 悪を承知で燃え上がる それも愛抱きしめてもう一度
明日は いらないから
一日でこわれてゆく ガラスの花でいい楽しげに微笑んでる 貴方の家族の写真
口紅で消していたわ 貴方以外の人を
まちがいだわ わかってる
私は幼なすぎると
時に愛は 悪を承知で燃え上がる これも愛抱きしめてもう一度
明日は いらないから
一日でこわれてゆく ガラスの花でいいまちがいだわ わかってる
私は幼すぎると
時に愛は 悪を承知で燃え上がる これも愛抱きしめてくれたなら
貴方の指のすきまから
音もなく消えてゆくわ ガラスの花らしく
- 窓辺の猫
HEART OF SORROW 窓辺の猫は
冬の雨を見ていた 見ていた
HEART OF SORROW ガラスの外は
春にはまだ遠い冬の街遠くきらめく船の灯りは 旅することない氷川丸
港の霧に抱かれる様に 静かに濡れているだけ窓の外は雨 暖い部屋の中で
外を見ている猫がいる
幸福だろうか
不幸でなければ 夢など見なくても
生きてゆけるものだろうかHEART OF SORROW 窓辺の猫は
冬の雨を見ていた 見ていた
HEART OF SORROW 灰色の瞳の奥に
沈んだ冬の街甘い香りのワインに抱かれに
一人で来てみたスカンディア
恋人達のはずむ言葉に
あの日を思い出すだけ窓の外は雨
暖い部屋の中で外を見ている猫がいる
幸福だろうか
不幸でなければ 夢など見なくても
生きてゆけるものだろうかHEART OF SORROW 窓辺の猫は
冬の雨を見ながら 見ながら
HEART OF SORROW ガラスに写る
灰色の瞳に泣いていた
- いい日旅立ち
雪解け間近の北の空に向かい
過ぎ去りし日々の夢を叫ぶ時
帰らぬ人達 熱い胸をよぎる
せめて今日から一人きり 旅に出るああ 日本のどこかに
私を待ってる人がいる
いい日旅立ち 夕焼けをさがしに
母の背中で聞いた 歌を道連れに・・・岬のはずれに少年は魚つり
青い芒の小径を帰るのか
私は今から 想い出を創るため
砂に枯木で書くつもり"さよなら"とああ 日本のどこかに
私を待ってる人がいる
いい日旅立ち 羊雲をさがしに
父が教えてくれた歌を道連れにああ 日本のどこかに
私を待ってる人がいる
いい日旅立ち 幸福をさがしに
子供の頃に歌った歌を道連れに