
CD Albums 昴
PSCC-5137
- Runnin'on-ランニング-
Runnin' on my way 春爛漫
Runnin' on my way 花は桜風に吹かれる 人の群れさえ 今は何も見えず
Runnin' on my way 春爛漫
Runnin' on my way 夜は嵐一夜限りの花は紅 明日は土に帰るよ
叫んでも叫んでも 花びらさえ散らせず
ならば言うな ならば言うな
花びらの色がうすいとRunnin' on my way 明日の為
Runnin' on my way 今は語らず
たかが一人の たかが一人の
La La Runnin' on my wayRunnin' on my way 人の砂漠
Runnin' on my way 冬三日月背中に負えば その冷たさに 心は震える
Runnin' on my way 人の砂漠
Runnin' on my way 春待月冬の銀河は青くさざめき いつかは消える運命か
叫んでも叫んでも オリオンにもとどかず
ならば言うな ならば言うな
冬空は 悲しすぎるとRunnin' on my way 勇気あれば
Runnin' on my way 耳をふさげ
たかが一人の たかが一人の
La La Runnin' on my wayRunnin' on my way
Runnin' on my way
Runnin' on my way
- 終着駅
風が出てきた夜の匂いが
遊び疲れたメロスにささやく
うつむきながら歩く仕草に
イブの雪まで追いかけてくる帰りそびれた冬の椰子の実
海に抱かれることもないまま
凍える指に息を吹きかけ
星も見えない空に呼ぶClaudia on my mind
Claudia on my mind
Claudia おまえの幸福 それがそれが all for meもうすぐお別れだ 想い出は死んだ
おまえの住む街に向って手を振るよけがれなき瞳よ うるわしの口唇よ
思いをこがした 若かりしあの頃幾度冬が過ぎ 友は消え失せ
街はキラめいた幻の十字架旅は終った 不幸と引き換えに
おまえがくれたものは 裏切りと蒼ざめた夢Claudia on my mind
Claudia on my mind
Claudia おまえの幸福 それがそれが all for me髪にしみついた 白い哀しみ
もう歩けない 素直な心ではClaudia on my mind
Claudia on my mind
Claudia いっそ殺してしまえば だけどだけど
I miss you so!もうすぐ汽車が出る すべてを終ろう
みじめな映画のラストにふさわしい雪
- レテの川-Lethe-
久し振りに会ったら 別れがつらい
もしかしてこれが 最後かもしれないさようならしたことが まるで嘘のようね
あなたは今でも いい人だから花が咲いてた リラの花が咲いてた
恋は終った 恋は終ったのに貴方は元気そうね 若くみえるわ
すてきな恋人ができたんでしょうね川は流れ流れて 海に憩える
もしかしてそれが 希望かもしれない時は流れ流れて 一人の夜に
海を失くした 寒さを知る花が咲いてた リラの花が咲いてた
恋は終った 恋は終ったのにほんの立ち話しでも うれしかったわ
二度目の別れね ほんとのさよなら花が咲いたよ リラの花が咲いた
冬は終った 冬は終ったのに人は流れ流れて 何処に帰れば
憩える所があるというのかあるというのか
あるというのか………
- この世が終わる時-When the world ends-
例えば明日にも この世が終るなら
三通の手紙だけは せめて残しておきたい一通は私を育ててくれた父母に
ありきたりだけれど ”ありがとうございました〟と
それだけを何度も書きたい
色あせた写真を見つめながら
語り続けた夜と
幾度か見た二人のやさしい涙の為にも
命終る時まで 誇りを持ち続けたい
私はまぎれもなく 貴方達の息子であったことを二通目の手紙は かけがえのない友達に
ありきたりだけれど ”ありがとうございました〟と
追伸に一度だけ書きたい
今にして思えば 楽しいばかりの学生だった
目を閉じて想い返す いくつかの場面には
あの頃の友達の笑顔
陽に焼けて ほこりにまみれながら
走りつづけた道を 振り返りながら前を行く
君だから君だから今日まで
信じつづけたことを誇りに思っていたい
君が側にいてくれた青春だったからこそ
輝いた日々を過ごせた最後の手紙には 宛名さえ書かずに
使いなれた便箋に 黒いインクで ”サヨナラ〟と
たった一言書きたいいつもの夜のように いつもの酒を飲み
いつもの椅子で いつものように
静かに過ごしていたい
やがて風は止まり
星さえも炎に包まれ 降り始める
この世が終る時 世界のどこかで鐘が鳴るだろう
私は 愛するおまえの肩を抱き
思い出のあの街角で 静かにその時を迎える
おまえを抱きしめながら
静かに命を終る……
- マイ・ボーイ
My Boy いつの日か この手を離れて
大空に逃げてゆく時は 黙っておゆき
My Boy さよならの言葉はいらない
心のおもむくままに 駆けてゆけばいいおまえがこの世に生れた あの日の空は
いつまでも 瞳の中にやきついて 消えないからMy Boy ふしくれたこの手で 今おまえの
そのほほに 触れておこう
おまえが気付かぬうちにMy Boy この胸の熱い高なりを
おまえに伝える法はないけれど 感じておくれ
My Boy この胸を力の限りに
その足で蹴って飛び上がれ あの日のあの空へ私はおまえのためだけに 生きてはいない
自分のために生きてそして 愛する人のためにMy Boy 傷つくことを恐れちゃいけない
つらくなった時は この空の青さを信じればいい私がこの世に生れた その日の空を
私の父もきっと忘れず 生きていたにちがいないMy Boy いつの日か この手を離れて
大空に逃げてゆく時は 黙っておゆき私がそうしたように 逃げておゆき
- 玄冬記-花散る日-
通夜の夜には不釣合なほど
空一面の銀の星
黒い喪服の弔問客が
今日だけは明るい路地を抜けて終電車が走り抜けた後
この部屋にも夜が来る
この空の下で暮らしている
他の人よりも長い夜が来る酒にのがれて逃げてもみたい
大きな声で歌でも唄おうか
いつかは来ると今日という日が
いつかは来ると知っていたおしい人を失くしましたねと
隣の部屋で声がする
聞こえるはずのない貴方でも
伝えてみました二月の闇に旅に疲れる様になってきました
ホテルの窓から見る景色にも驚くことが
少なくなってきてしまいました
春がそこまできているというのに
胸さえときめかなくなりました
毎年毎年こんな風に何かを失くしながら
年を取ってゆくのかもしれません貴方の胸に抱かれたかった
今夜しみじみそう思う
香の匂いにまぎれて香る
貴方が愛おしんだ冬の花覚えてますか子供の頃に
買ってもらったズック靴
さよならすると貴方の後を
泣きながら追いかけた夏の夕暮れ出逢える人の数よりもなお
別れる人の数が増えてきた
いつかは来ると今日という日が
いつかは来ると知っていた通夜の夜には不釣合なほど
空一面の銀の星
泣きながら追いかけることさえ
出来ないくらい大人になりました
- 残照
足早に暮れてゆく 秋の夕陽のいさぎよさ
久しぶりに散歩する父と二人の遠回り
はるか昔にこの人の背中で聞いた祭りばやし
遠く聞こえて道の向うに目をやれば
影を落として小さなカラスが空を行く"人生は祭りのよう"何気なく貴方は言った
その後の淋しさにたえる勇気が出来ました
残り少ない祭りの夜は
せめて一緒にそばに坐って
酒でも飲んで同じ話を繰り返し
胸のページに書き写してすごしていよう哀しくて哀しくて 体全部が哀しくて
目頭が熱くなり思わず貴方を追いこした
見えていますかこれが貴方の 見えていますかこれが貴方の
夢を削った 夢をこわした背中です
震えているのはきっときっと・・・
震えているのはきっときっと・・・
- 昴-すばる-
一)目を閉じて 何も見えず 哀しくて目を開ければ
荒野に向かう道より 他に見えるものはなしああ 砕け散る宿命の星たちよ
せめて密やかに この身を照せよ我は行く 蒼白き頬のままで
我は行く さらば昴よ二)呼吸をすれば胸の中 凩は吠き続ける
されど我が胸は熱く 夢を追い続けるなりああ さんざめく 名も無き星たちよ
せめて鮮やかに その身を終われよ我も行く 心の命ずるままに
我も行く さらば昴よああ いつの日か誰かがこの道を
ああ いつの日か誰かがこの道を我は行く 蒼白き頬のままで
我は行く さらば昴よ
我は行く さらば昴よ