
CD Singles 秋止符
ETP-10677
- 秋止符
左ききのあなたの手紙
右手でなぞって真似てみる
いくら書いても埋めつくせない
白紙の行がそこにある
友情なんて呼べるほど
綺麗事で済むような
男と女じゃないことなど
うすうす感じていたけれどあの夏の日がなかったら
楽しい日々が続いたのに
今年の秋は いつもの秋より
長くなりそうな そんな気がして夢を両手に都会に出て
何も掴めず帰るけど
やさしさの扉を開ける鍵は
眠れない夜が そっと教えた
心も体も開きあい
それから始まるものがある
それを愛とは言わないけれど
それを愛とは言えないけれどあの夏の日がなかったら
楽しい日々が続いたのに
今年の秋は いつもの秋より
長くなりそうな そんな気がして春の嵐が来る前に
暖かい風が吹く前に
重いコートは脱ぎすてなければ
歩けないような そんな気がして
- ゴールは見えない
足の傷が痛み出せば
立ち止まれよ 楽になるぜ
誰も責めはしない
蒼ざめた君を見れば
胸が熱いか 熱く燃えているか子供の頃に夢にまで見た
速い男になる その為に
つらく苦しい日々の
あの汗と あの痛みを
君は捨てるか 君は捨てきれるか速く駈け抜けることより ただ
ひたすらに走り続けろ
ゴールが見えてきた その時こそ
胸の中で涙を流せ
一人きりの長距離レース
ゴールはまだ遠い挫折だらけの人生だけど
一度くらいはやり通せよ
考える その前に
走り出してみろよ ほら
白いタオルで 待ちつづけるよ君を速く駈け抜けることより ただ
ひたすらに走り続けろ
ゴールが見えてきた その時こそ
胸の中で涙を流せ
一人きりの長距離レース
ゴールはまだ遠い