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CD Albums 黒い鷲

TOCT-6964

  1. 黒い鷲

    爪のない白い鷲が 大空をさまよう
    小さな鳥や獣達は 蒼ざめて逃げまどう
    翼拡げて 白い鷲はうたう
    広いこの空の果てまで 俺は見えるし

    飛びながら考える 俺は自由なのか
    太陽にとどくほど 高く 飛びただようか

    高く もっと高く 体 焦がすほどに
    行けば 目の前に迫る赤い火の玉

    気がつけば青い海 黒い翼の鳥
    飛び立てる羽もなく 波に身をまかせて
    揺れる そっと揺れる 体 溶けるほどに

    何故かくやしくはなかった……鷲でも

    爪のない黒い鷲が大空をさまよう
    金色の瞳には何も見えないけど
    翼を拡げて 黒い鷲はうたう
    俺は飛べなくなるまで夢はすてない

  2. 狙撃者-スナイパー

    これが最初で これが最後のチャンス
    燃えたぎる炎を おまえは撃てるか
    Shoot me!
    青いライトが俺を照らし出す
    震える指で引き金がひけるか
    見ろよ目の前にいるぜ!
    撃ち抜けるのか この胸が
    Shoot me! サイレンサー
    Shoot me! サイレンサー

    俺の歌は誰にも聞こえぬララバイ
    拍手にまぎれて おまえは撃てるのか
    Shoot me!
    黒いカーテンが降りたらすべて終わる
    背中をみせて 俺は逃げないさ
    見ろよ目の前にいるぜ!
    撃ち抜けるのか この胸が
    Shoot me! サイレンサー
    Shoot me! サイレンサー

    奈落の底にたとえ落ちても
    俺には聞こえるこの歌だけは

    これが最初で これが最後のチャンス
    燃えたぎる炎を おまえは撃てるか
    Shoot me!
    青いライトが俺を照らし出す
    震える指で引き金がひけるか
    見ろよ目の前にいるぜ!
    撃ち抜けるのか この胸が
    Shoot me! サイレンサー
    Shoot me! サイレンサー

  3. 冬の嵐

    キラめくライトの中で ほほえんで
    夢をふりまいてる つもりだった 私
    昨日まで確かに すべてのものは
    私のまわりを まわっていた
    だけど今は どうだろう
    しらけきった客達のざわめきの中で
    流れる汗の冷たさに
    凍える体を
    うけとめてくれる人も
    私にはもういない

    *The End The end of my life
     The End The end of my life

    遠ざかるざわめきが
    外は冬の嵐

    鳴りやまない拍手の中で 手をあげて
    人生の楽しさ 歌ってた 私
    昨日まで確かに すべてのものは
    私のまわりを まわっていた
    だけどそれは 悲しい錯覚
    新しい星達の歌声のかげに
    埋もれて 消えてゆくもの
    ただそれだけのこと
    口紅も似合わないと
    鏡に知らされた

    *くりかえし…

  4. バイ・バイ

    どしたの いつもの貴方じゃないよ
    急に真面目な顔なんかしてさ
    分かっていたのよ 何にも言わないで
    あゝ今は黙って二人で飲みましょう

    バイバイ 明日から気楽にやるわ
    これから夜だって ぐっすり眠れる
    背中の隅っこの 貴方のぬくもりが
    あゝ消えてゆきそうだけど風邪なんて
    ひかないわ……

    みそこなっちゃこまるよ 私は平気
    それより気になる気の弱い貴方
    黙ってうなずけばすべては終る
    もういいの私昔からいつでもこうだった

  5. 琥珀の夢

    いつもと同じ一日が いつものように過ぎた時
    心の中を吹き抜ける冷たい風は何だろう
    青い春 白い秋
    季節の間で
    燃えつきた夏の日は琥珀の流木
    あゝ首すじの色とともに
    少年は男に姿変えてゆく

    背中を濡らすひとすじの熱い命のときめきに
    少女はそっと指をかみ それから無口になってゆく
    青い春 白い秋
    季節の間で
    燃えつきた夏の日は琥珀の流木
    あゝ黒髪の匂いとともに
    少女は女に顔を変えてゆく

    男と女になる前のほんのわずかの一瞬を
    ゆらめく心でうけとめて二人はやがて巡りあう
    青春のかがやきと
    季節の間で
    燃え尽きる若き日は琥珀の幻
    あゝ美しき出逢いの様よ
    あゝ美しき決別の様よ

  6. シェナンドー河に捧ぐ

    年老いた男が涙もぬぐわず
    陽に焼けたこぶしを握りしめ語る
    今は亡き息子と妻へ生きる力が欲しいと
    その顔に刻まれた男の生き様
    もう誰れも責めはしない たとえ今死んでも

    シェナンドー悲しみの河 何も知らずに流れる

    教会の鐘の音が遠くで聞こえる
    幸福に暮らしてたあの頃の響き
    少しも変ってはいないと男はそうつぶやく
    想えばつらい日も長く続いた
    けれど輝いていたあの時にもう二度とは戻れない

    シェナンドー悲しみの河 何も知らずに流れる

    この河のほとりを妻と歩いた
    この河で息子と泳いだ想い出
    年老いた男の最後の涙 今この河に捧げん

    男は指先で 砂にしるした
    今こそ帰らん母なる海へ 身も心も帰らん

    シェナンドー悲しみの河 何も知らずに流れる

    シェナンドー悲しみの河 何も知らずに流れる

  7. 口笛が聞こえる町

    旅に出るなら雨の日が一番似合うと思っていた
    右手には傘、左手にはつかみそこねた幸福を
    ついてなかった生きる事に
    努力はいつもしていたが
    所詮笑顔の似合わない人もいる
    かもめが低く飛ぶ曇り空
    ロシアの船の着く港
    砕ける波 ほほにつめたく  旅立ちを責める
    思い出せば楽しいことも少しはあった

    誰が吹くやらこんな日に聞きたくもない口笛を
    誰が吹くやらこんな日にとうに忘れた口笛を…

    消すに消せない痣のある
    まちがいだらけの青春と
    分かっているのは誰れよりも
    自分なんだと知っていた
    心の糧になる本を鞄の底にしのばせて
    話し相手にしてみても夜は長い
    いかつり舟の漁火だけが淋しくゆれる北の海
    窓にうつる自分の顔は若くはなかった
    悲しいけど大人の顔に変っていた

    誰れが吹くやらこんな日に聞きたくもない口笛を
    誰れが吹くやらこんな日にとうに忘れた口笛を…

  8. 男鹿の子守唄

    冬は男の海のごと
    人訪れることもなき
    風花うたう 男鹿の海

    夏は女の海のごと
    人恋しげな素振りして
    山撫子に 何語る

    海と空との交わりに
    ただ悲しげにかもめ舞う
    鉄紺の海 音高く

    風が散らせし花達を
    拾い集める人もなく
    涙流さん 人知れず

  9. 1977年

    また1つあかりが消えた
    ぼんやりと窓辺にもたれ
    手紙さえ出す人もなく 暗い道を見ていた
    船の汽笛が 窓をたたいて
    遠い昔に 私を連れ去る
    誰れかが うたってた悲しいあの歌
    命も消せないまま歌いつづける

    あの人は今も元気で 住みなれた街にいるのか
    幸福に近づく時は いつも心沈むけど
    私を育てた やさしい人たち
    私を恨んで 生きてる人達
    たとえつらくても私は負けない
    この手握りしめて 歩いてゆける

    恋ならば失くしてもいい
    いつの日か笑える日がくる
    夢だけは失くさないで 生きてゆけなくなる
    たとえ人が何と言おうと
    夢があれば 歩いてゆける
    たった1人でも 友もいなくても
    涙流しながら 歩いて ゆける

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