アリス:配信シングル新曲2曲!「50年目のアリスからのクリスマスプレゼント」
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それに先駆けて、知る人ぞ知る特別な記念日である12月25日(土)に3人からスペシャルなクリスマスプレゼントをお届けします! |
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![]() | 50年を共に歩いて来てくれたファンの方にも、昨年の「ALICE AGAIN」から歩いて来てくれている方にもアリスからのラブレターとして「本気のラブソング」を2曲お届けします。 【デジタル配信】 ●「告白」(作詞:谷村新司、作曲:堀内孝雄) アリス王道サウンド!! ●「キセキフルヨル」(作詞:谷村新司、作曲:矢沢透) アリス初のクリスマスソング!! |
♪ダウンロードでのご購入、サブスクリプション(月額課金サービス)でお聴き頂く場合は以下よりどうぞ! 配信はこちら→https://umj.lnk.to/Kokuhaku_Kisekifuruyoru ※ストリーミング・ダウンロード方法のご案内→www.universal-music.co.jp/digital 【ユニバーサルミュージックHP内、アリス公式ページ】 https://www.universal-music.co.jp/alice/ |
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・配信日:2021年12月25日(土) 正午12時~(2週間限定配信) ※終了後、2022年1月7日(金) 23:59までアーカイブス視聴が可能です。 ・配信先:「タニムラテレビ」 谷村新司専門動画配信サービス ・出演者:アリス(谷村新司・堀内孝雄・矢沢透)
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「タニムラテレビ」(通称「タニテレ」)は、パソコンやスマートフォン、タブレットがあれば、いつでもどこでも視聴可能です! 貴重なトークやライブ、ステージの舞台裏、密着ドキュメントなどが満載です。 ここでしか観られないオリジナル動画が月額2500円(税込)で見放題! 新しい動画も続々配信中!! |
[配信イベントのレポートです。]
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アリスのデビュー50周年が目前に迫っている。簡単に50年と言ってしまっているが、その言葉が持つ重みは、当然ながら30周年や40周年のそれとは桁違いだ。谷村新司、堀内孝雄、矢沢透はもうすでに古希を越えているわけだが、メンバーの誰ひとり欠けることなくアニヴァーサリー・イヤーを迎えられるこの事実にいちばん驚きを感じているのは、他ならぬアリス自身なのだと、彼らはしみじみと語り合う。
そんな3人の様子が垣間見られたのは、〈ALICE50周年記念番組〉のトーク・シーンにおいて。これは12月25日に行われた配信イベントで放送されたものであり、結成秘話やキャリアの振り返り、そして50 年目を前にしての意気込みなどが語られた。
アニヴァーサリー・イヤーに向けて彼らは2つの新曲をレコーディングしている。楽曲制作のテーマに選んだのは、アリスからのラブレターを作ろう、ということだったという。そのうちの1曲がウィンター・ラヴソング「キセキフルヨル」だ。谷村新司が作詞し、ドラムスである矢沢透が作曲を手がけたこの曲は、意外にもこれがバンド初のクリスマス・ソングとなる。そもそも12月25日はアリス・ヒストリーにおいてきわめて大切な日付だ。というのも、ポートジュビリーの仲間であった谷村と堀内がアリス結成を決断し、初ステージを踏んだのが1971年12月25日だった(矢沢が合流してアリスが完全体となったのが明けて1972年5月5日)。そんな記念日を祝うべく作られた「キセキフルヨル」は、トーク中にも語られていたが、これまでの矢沢になかったものが顔を出しているところがポイントといえよう。たしかに甘くてほろ苦いメロディーの端々に新鮮なきらめきが見て取れるし、何よりも50年目を目前にして新しい引き出しを発見した彼の喜びが曲全体から伝わってくるのが印象的だ。
この日は、同曲のミュージック・ビデオの撮影も併せて行われた。スタジオに入ると、最新鋭のデジタル撮影機材が3人をぐるりと取り囲む様子が目に入った。が、しかし彼らの間に流れているのは、馴染みのあるゆったりのんびりとした空気で、環境との対比の面白さに思わず微笑んでしまう。そんな最先端デジタル技術を駆使して撮影された映像の断片を目の当たりにしながら終始驚きの声をあげていたお三方だが、彼らが生み出す和気藹々としたムードが撮影にうまく作用し、作品のハートウォームな世界観を惹き立てていたことはたしかだ。
それにしても、そこにいるだけで画になってしまうんだな――カメラの前に佇むアリスのメンバーを眺めながら抱いた印象を口にするとこういうふうになろうか。曲調の影響もあってその場の空間には絵に描いたようなピースフルさが広がっていたのだが、穏やかで柔らかな雰囲気のなかにさまざまな苦労を乗り越えてきた仲間だけが持ちうる結束感のようなものも滲んでいるのが見えたりもして、思わずハッとさせられる。
そして、どんなラブ・ソングもいまのアリスが歌うと、とても大きなラブ・ソングになるのだな、ということ。その理由を探ってみると、メンバーそれぞれに対するリスペクトの深さが影響しているのだという結論へと行きつく。それぞれの形でもってここまで無事走ってこられたことへのかぎりないリスペクト。トークでは「ふたりの顔をしみじみ見ていると、思わず胸がキュンとしてしまう」なんてことを言っていた谷村だが、なんと言っても50年もの時間の積み重ねが生み出したリスペクトなのだから…。それはもう圧倒的な強さがあって当然である。そこへいっしょに走り続けてファンへの感謝も加わったならば、もちろん途轍もなく頑丈なものにならないはずがない。
そしてもうひとつの新曲は、谷村が作詞、堀内が作曲を担当した「告白」。冒頭から〈あなたが好きだ〉という歌詞を前にし、どうやって料理するか苦心した、と語っていた堀内だが、無敵のフレーズの数々をエモーショナルなメロディーに昇華させ、情熱ほとばしるポップ・チューンに仕上げるあたりが実にみごと。とにかく、アリスというベテラン・バンドがまだまだ向こう見ずなパワーを放出できるという事実にとにかく喜びを隠せない。
本人をはじめとして、かつて誰も想像することすらなかった50年目のアリスがもうすぐ目の前に現れようとしている。嬉しさと驚きで高ぶる気持ちをよりいっそう盛り上げるのにひと役買ってくれたのが〈ALICE50周年記念番組〉。「アリスは3年ぐらいで辞めようと思っていた」なんてメンバーの驚きの発言も飛び出すなど、今だから話せるトークも満載なので見逃し厳禁だ。
最後に50年目に向けての3人の発言を記しておこう。
(堀内)いつもと変わらず。楽しめばいい。特別な年だとあまり意識せずにスッとできたらいちばんいいと思う。
(矢沢)楽しくやりたいのは大前提として、アリスらしさを追求したい。原点に戻ってやるのもいいかなって。
今回は集大成になればいいなと思っている。
(谷村)けっして無理せずにやれればいいんだけど、やり始めたらきっと熱くなってしまう。気付かないうちに
無理すると思うんだけど、無理というのは元気の素だと僕は思う。変わらずリスペクトを持ちつつ、労わりあい、支え合いながら、アリスらしさも失くさないようにして50周年イヤーを走っていければいいなと思っています。